チーコと私の病床日誌(73)

10月2日(日)晴、午前中、庭の作業。昼31度。夜、教育テレビで、ムゾルグスキーの「展覧会の絵」を久しぶりに聞いた。プロムナードから、めんどりの足の上に建っているという「バーバ、ヤガの小屋」「キエフの大門」など、やはり昔聴いた時のように面白かった。
10月3日(月)曇、9時半、歯医者へ行き、昨夜食事時に欠けた奥歯の孔を充填してもらう。
10月4日(火)曇、昼から庭仕事。台風に備え雨戸を閉める。
10月5日(水)午前中、風雨強し、3時前、花を持ってホームへ。妻は久しぶりねと喜んでくれる。2個の紅葉饅頭を食べてから、一緒に写真帳を見る。この前と同じように、地域活動や、お茶の場面によく反応する。ポッキーをあげる。食べだすとなかなか止まらない。無くなると、今食べたことは忘れて、また紅葉饅頭をと催促するのはいつものこと。こんどまた持って来るからね、となだめて5時前に帰る。悲しいが、久しぶりにチーコに会って穏やかな気持。

芙蓉