チーコと私の病床日誌(72)

9月21日(水)晴、12時半ホームへ。食べ物をねだるのは相変わらずだが、顔の色艶もよく、とても元気。昼休みの次男に電話して、話してもらう。一緒に昔の写真を見た後、私が書いた妻の自伝を読み聞かせると、当時を懐かしく思い出すのだろう。引揚げから、熊の川での暮らし、郵便局勤務、八戸での結婚生活まで、生き生きした表情で、こうだった、ああだったと、自分から話をするので、こっちも嬉しくなる。また来るからねと、3時のおやつ前に帰る。
9月23日(金)昼から庭の作業。地面に這う蔦蔓を取り、北側の梅とサンシュウの木の剪定をする。まだ、暑くて、蚊も居る。
9月25日(日)朝8時から、隣家との境からはみ出た桑の枝を切る。幹はまた後で切る積もり。気温は30度を越してまだ暑い。
9月27日(火)近頃、あまり食欲がない。ジョイフルで食べる時は残さず食べるが、家で炊いたご飯はお椀半分。スーパーで買ってきた弁当なども、2回に分けて食べる。肥えてもいないが、痩せてもいず、庭仕事に支障はないが、気をつけて、時々、カロリーメイトを食べている。テレビは面白くないので、9時頃から寝て、8時頃まで寝ているが、特別、何かをしようという気力が起こらない。
9月29日(木)朝、スーパーの弁当ばかりでは味気ないので、昨日買っておいた大根に鶏肉と揚げを入れて炊く。

やまぶき(白)