1日、昼過ぎ、長男から新年挨拶の電話。血圧の事を訊ねたが、まだ、あまり気にしていない様子。本人、暑い風呂は体に悪いとのことで、半身浴だそうだ。帰って来た次男家族の話などもしたが、本人は春にはと云う。妻の認知症は、記憶を洗い流す睡眠時にも取れないまま脳にくっ付いた異物の穢れが原因とも聞く。治ればいいが。
2日、年末に報じられた韓国空港でのチェジュ航空機の着陸事故。ベトナムからの韓国国人の死者は177人、ベトナム人2人。密林からベトコンを追い出すための枯葉剤を撒いたアメリカも事故調査に行くそうだ。過去の南北ベトナム戦争時、韓国軍人や労務者犯した残虐行為、ライダイハンの人権問題などは残るものの、今は経済的に密接な関係にあるベトナムと韓国。因果の連鎖か。
4日、明けてから少しぐらついていた下前歯から、血が少し出て、正露丸を使ったり、歯磨きしたりしたが、昨日までは正常だったのが、歯周病だと思うが、ずっと籠るような痛みが取れない。歯医者はやってないし、晩飯はパンとジュウスで済ませる。
5日、昨晩の歯の痛み、朝方になってやっと眠れたが、朝思いついて、昔からある過酸化水素水に耳かきの脱脂綿を浸して、痛む歯に塗ってみたところ。やがて痛みがなくなった。念のため口はゆすいでおいたが、これでやっと普通の飯が食えそうだ。
7日、朝から、以前、人に言った佐賀弁の誉め言葉が思いだせない。旦那の着ている服が、その場に決まっているといった意味合いだが、その場に居た奥さんは笑っていた。
8日、今期の県文芸賞作品集の印刷のため、県内個人の小説や随筆の発行状況についての、県からの調査依頼については、県の図書館の工事中のため出来ず、文化課の了解を得るため県に行き、ついでに県庁最上階のレストランで昼飯を摂る。
9日、2025-1933=92歳。昭和8年信州飯田市で生まれ、小学校1年で福岡草ヶ江小へ、3年で佐賀の赤松小学校へ。間もなく太平洋戦争が始まる。方言が判らず教員に殴られたりもした食糧難の時代。悪い友、良い友の中学、高校時代。東京でのアルバイト。東京教育大学から帰京して佐賀市役所へ。一つ年下の千鶴子とも結婚でき、文学同人誌「城(田中さん主催)」での活動も楽しかった。
10日、朝10時20分、雪の積もった家西の庭、窓から見えた狸。しばらく、雪景色を眺めていたが、すぐに竹林の向こうに消えた。12時前、森病院へ。近所の杉本さん(94歳)とあって色々話しが出来た。彼の奥さんも90歳で施設に入っている。
15日、国際社会から見放されたロシアに同じ見放された北朝鮮軍が送られ、言葉が通じず苦戦しているようだ。民主主義国と共産主義の戦争。多数決と独裁の戦い。昨日の晩、チャップリンの風刺喜劇様の夢を見た。パソコンの中のニュースを見るグーグルが起動しないので、「回復」を試したら,元通りになった。ユーチュウブの音声が出ないのは途中で切ったからか。後でもう一度「回復」をして見たがやはり音は出ない。声で煩くないのは良いが、音楽は楽しめない。
17日、西英夫と言う人の書いた本に、明治維新当時の藩の政争に長崎のグラバー邸領事が絡んでいるとの見方。司馬遼太郎が書いたかの坂本竜馬の活躍の裏にユダヤ資金があったとの説。当時の日本の政治家の海外見分のために用意された多大の資金など。御一新と美化された明治維新にも、外国からの植民地支配にも準じた教科書には書けない裏があったのだろう。日本の近代化には,戊辰戦争、佐賀、西南戦争等、九州、東北に沢山の犠牲があった。