チーコと私の卒業日誌(188)

3月2日、昨日食べた味噌ラーメンのため、このところ一回ぐらいで済んでいた夜尿が、一時間おきになり、良く眠れなかった。辛子、刺激物は良くない。

4日、昼から、草取りしていると、Sさんが通りかかりに寄って立ち話。旦那の実家の話や自分の花粉症の話など、今日は歯医者へ。また花を取りに来てね。草の生えた畑を耕して、3時まで。明日は妻の誕生日。どうしようか。

5日、昼から、ボケの花を花瓶に生け、「誕生日おめでとう」のカードを張って、どんぐりに持って行く。若い男の介護員が出てきたが、手当中の妻の体調は普通のようだ。花を持って行くことについても、好意を持たれている。部屋に溜まっていたガラス瓶なども持って来てくれた。

6日、脳梗塞から来る症状を抑えるために、妻はチアプリド錠のサワイをのんでいるが、これは、脳内のドパミン受容体を遮断して、神経に興奮性の刺激を伝達する物質の働きを抑えるためのもの。この薬のために、パーキンソン病の震えはみられないが、もう、この薬を何年飲み続けただろうか。

10日、晴、午後3時から、庭仕事、5時頃来た民生委員さんに花を上げた。

12日、3時から庭の松の樹を剪定していたら、雨が降って来た。慌てて梯子をなおし、4時過ぎたので風呂に入る。

14日、昼前、12日に中途半端になって居た松の樹の形を整える。

15日、昼前、2つのクーラーのフィルターを洗って干して嵌める。また3時から、入り口の黒松の剪定と、植木の水やりで5時に終わる。

17日、雨模様だが、花瓶の花が枯れたので、水仙、利休梅、椿などの花で活け直す。妻の居る施設にも毎月持って行くが、不思議と花を見ていると元気が出る。

18日、晴、昼から、入り口の男松に梯子を掛けて頂枝剪定。その後、東の槙の樹の枝透かし、更に、堀に突き出たはまボウの枝を切って5時に終わる。

19日、午前中、小説と随筆の企画委委員をしている県芸術文化協会から、県文学賞作品集が送ってきたが、小説1席の作品から、薄っぺらなカタカナが多く、生理的な嫌悪感から、解剖の場面を見ているようで、なんだか読む気がしない。(以前、認知症の妻の症状を書いた小説を読んだ時の嫌悪感と同じ)そこで、詩の方を読んだが、これも単なる言葉遊びのようでまるで力を感じない。

22日、晴、昼1時から庭仕事。マンション南境のくろがねもちの長枝を切り、北畑の黒松の長枝を切り、入り口の野ボタンを北畑に移植して5時に終わる。明日は雨。

25日、小雨、午前中、入り口の枝垂れ桜が咲いたので、妻の所に持って行く。顔色も良く元気そう。

27日、晴、写真が撮れないスマートホンを持って、スーパー東のドコモショップに行き、再起動で治して貰い、昼3時から、北畑マンションとの境の樫の木々の伸びた長枝を鋸で剪定して6時に終わる。

29日、庭の草が伸びてきたので、3時から鎌を使って草むしり。芝生が広がって居ない所がまだ多いので、まだ2~3年はこの作業をしなければ。6時に終わる。