チーコと私の病床日誌(36)

2月3日(水)、気温は低いが、朝から久しぶりの晴天で、布団を広縁に出す。昨日、次男から電話がかかってきて、庭の植木についての話になったが、その中で、昔からある家の竹垣は、もともと戦の時の矢柄に使用するために植えてあるものだという話をした。思えば、中世ここらあたりは、八戸氏という豪族が支配していたらしく、明治の戸籍にも「城濠篭」という字名が残っている。八戸は、明治以降、狭い道沿いに数軒の家があるだけの集落だったが、今は周りの田は、すべて、住宅団地かマンションに変わって、昔はどこの家でもあった北風よけの竹林も、すっかり無くなってしまった。
1時半ホームへ。妻は相変わらず。紅葉まんじゅう、チョコレート、キャラメル。持参した地域活動の写真帳(お茶、声のテープ、食改善、バザーなど)を見て、あれこれ思い出している様子。今日は足を伸ばしても痛くないと言う。少しはリハビリやってるのかな。
2月4日(木)、晴と曇。6時過ぎ、スーパーへ。車間距離をおいて走っているのに、急に白い車が割り込んで来て、突然、減速したので、危なく追突するところだった。しかし、急ブレーキをかけたため、座席の荷物が落ちた。後ろの車は少し離れていた。まだ、反射神経は健全だが、危ない、危ない。これから、買い物は、車が混みあう通勤時間帯は避けよう。