チーコと私の病床日誌(87)

3月14日(火)昨夜の夢は、祖先の出身地を旅する変な夢だった。朝、ごみ出しをして、洗濯物を乾し、後は、何もすることがないので、パソコンでニュースを見るが、社会面は嫌なことばかり。国際面をしばらく見て、あとは、フリーセル
3月16日(木)午前中、M病院と郵便局。午後からホームへ。御菓子をねだるのが一段落して、家の話をしていると、チーコが突然、「お母さんはどうしてるだろうね」と訊く。まだ、母も姉も弟も生きていて、家も、八戸ではなく、昔暮らしていた熊の川の屋敷のことが、頭に浮かぶようだ。「家に帰ったら、お母さんがご飯を炊いてくれるよね」と言う。可哀想でならない。私が書いた結婚前のチーコの(聞き書きの)自伝を読んで聞かせると、よく覚えているが、「それから」と訊くので、私と結婚した後のことを話して聞かせるが、あまりピンと来ないよう。そのくせ、長男や次男の名前はちゃんと言う。一体、チーコの頭の中はどうなっているのだろう。また、私を誰だと思っているのだろう。2時間ほど居て別れる。
3月18日(土)こんどの車検は15万かかると言ってきた。2月にエンジンが故障した時には4万円近くかかったし、2年前の車検には12万払っている。車の維持費は馬鹿にならない。もう、そろそろ手放す時期かな。夜8時過ぎに車が戻る。