チーコと私の病床日誌(26)

11月30日(月)晴、8時に起きて洗濯。軽い朝食の後、洗濯物を干し、作業着に着替えて、表の竹生垣の剪定にかかる。今日は風は無いが、相変わらず車は通る。休み休みして、3時半に終える。
12月1日(火)晴、午前中、通帳記入。郵便局から、ホームの銀行へ入金。スーパーで弁当を買う。
12月3日(木)小雨、午前中、以前、妻とよく行った神埼の鯛焼きを買い、午後からホームへ。職員の人達にも13個差し入れる。別に用意した3個の鯛焼きを次々、妻が詰め込むのを見ていると、歯が欠けはしないかと心配で、情けなくなる。用意したお茶を飲ませるが、もう無い?もう無い?何故、食べることだけに何故と思う。もう無いよ。と空の袋を見せると、やっと落ち着いて、話が出来る。洗濯物が乾かないという話から、経済の話。家の箪笥の中も、天気がいいときに風通しをしてるからね、と安心させる。ベットの枠に掴まらせて立たせるが、それも一瞬、すぐ座ってしまう。足の裏に手を当てて、押し戻す。寝る時ぐらいは足を伸ばすよう言うが、返事だけはいい。
12月7日(月)久しぶりの晴、朝から昨夜の洗濯物を干し、ついでに、異音がする動力のほうのエヤコンの網をはずして洗って干す。昼食の後、とげのある山椒の木を掘りとって、捨て、後、梅、黒松、サンシュウの木、バラ、畑の源平うつぎなどの剪定する。4時に作業を終え、洗濯物を取り込み、エヤコンの網を元どうり取りつけ、電源を入れると、もうカタカタという音はしない。やはり、ほこりが詰まっていたようだ。
12月9日(水)晴、朝10時から作業。色んな木が密生して暗くなった裏の雑木林を剪定整理。マンションとの境も明るくなった。北側の楠木や柳も伸びた枝を切り下ろし、4時に終わる。昼食も無しでさすがに疲れた。
12月10日(木)昼までパソコンをして、1時半からホームへ。妻は変わりなく元気だが、あまりこっちの話には関心がないよう。2時半、診察に行くため、広間に連れて行くと、管理人のMさんの(イーとした)顔を見て、にこりとする。もう、自分の家のような感じで安心だ。