2011-11-05 詩(5) 憂 悶 眼をあけると おまえの黒い目が私を見詰めていた 乳房の谷間から 青い空が見える 高い空を きれいな草花や 小鳥たちが飛んでいた 風に混じって みんな忙しげに歌いながら 手を伸ばして おまえの黒い髪に触ろうとした 寒いわと おまえは身を震わせる そういえば もう季節は秋 いつのまにか おまえから流れ出した乳で 私の顔は真っ白くなっている