チーコと私の病床日誌(99)

8月10日(木)曇、2時半から庭仕事。
8月13日(日)晴、盆なので、仏壇の傍に,提灯を吊るす。昼から、花とお菓子を持ってホームへ。妻は散髪して、にこにこしている。マグネットシールを手と背中、足に張る。何とか動くようにならないか。昔の写真を一緒に見る。少し眠そうで、うつらうつらしているようなので、広間に連れていって帰る。
8月14日(月)12時半、妹が、食糧を色々持って盆のお参りに来る。妹は夫を29年前に亡くしている。配偶者を欠いた後の気持、男と女では、大分違うのかも知れない。少し気分が楽になった。昼飯は妹の炊き込みご飯。
8月15日(火)朝9時、Sさんの奥さんが牡丹餅を持ってきてくれる。妻の認知症の話から、私が救急車で運ばれた当時の家の様子が分かった。
8月19日(土)晴、気温34度。午後4時から、庭仕事。庭の草の上に、縄張りを主張しているのか、いつもながら、近所で飼っている猫の糞がある。踏みつけると嫌だから穴を掘って埋める。風も無いので暑い。6時に、草取りと生垣の竹の子取りを終える。
8月24日 晴ときに曇、まだ暑いが、昼から、笹切りと樹木の剪定。3時半に終わり、パソコンを見ると、22日に、孫からメールが来ていたので、急いで返事を送る。
8月25日、朝6時起床。雨が降っている。7時からニュース。
地球温暖化北朝鮮の核、中国の海洋進出。世界は確実に悪い方向に向かっているが、それを止める者は居ない。平和や安定が壊されようとするのを目前にしながら、誰もそれを止めることが出来ない。悪いニュースが、毎日駆け巡っても、それはそれ、身近な日々の暮らしを忘れることは出来ない。
私は、何のためにテレビやパソコンで、ニュースを知ろうとするのだろう。嫌なニュースを聞いて、何かするわけではなく、ただ、いらいらするだけだが、かといって、嫌なニュースに耳を塞ぐことも出来ない。何も出来ないが、せめて身の回りだけは、きちんとしておきたい。