チーコと私の病床日誌(57)

5月20日(金)とうとうやってしまった。かねがねS病院の院長の人を馬鹿にしたような物言いに我慢していたが、今日は、3週間ぶりに行ったところ、血圧の薬が足りているか、皮肉たっぷりに訊くので、腹が立った。こっちは、咳で苦しんだあげく、やっと出かけられる体になったばかりだというのに、人をからかうような言い方にむかついて、言わずとも良いことを言ってしまった。もう来なくとも良いと言う。それはいいが、妻の見舞いと薬代診療費の支払いには行かねばならない。大体ここはリハビリ主体の病院で、多数の入院患者がいるが、特養の妻のリハビリは形ばかりで、終わってしまった。院長は医者である前に事業主であろうとするのだろう。
5月23日(月)終日のうがいと睡眠のおかげで、微熱はあるが、今日は、体調が回復へと向かっているように思える。
5月24日(火)晴後曇、夜は雨、午前中、車でM病院に行き、診察、レントゲン、採血後、風邪薬を色々貰う。これで治ればいいが。あと、食欲はないが、ジョイフルで軽い食事。
5月25日(水)雨、汗をかいた下着類が溜まっていたのを洗濯して室内で干す。朝食は冷蔵庫の中の残り物で済ます。風邪がなかなか治らない。チーコも、私が見舞いに来るのを待っているだろう。この前行ったのが4月末だから、1ヶ月近く行ってない。連絡はしてもらったが、可哀想でならない。