チーコと私の病床日誌(107)

12月1日〔金)厳寒。昼2時から、M病院へ。胸レントゲン、心電図、インフルエンザの予防接種を済ませて、薬を貰い、その後、森林公園を散歩して、ホームの妻を見舞う。相変わらず、食欲は旺盛。写真帳を一緒に見て、散髪代を介護婦に託して帰る。夜テレビで、映画「美女と野獣」を観る。
チーコの症状
写真集を見ながら、チーコが、(またどこか行きたいねえ)と言う。(歩けるようになったらいいが)と言うと、(私、歩いてるよ)と事も無げに言う。ではと、ベットの手摺りに掴まらせて、立たせようとするが、立てない。もう筋肉が細くなって自分を支えることも出来ないのだろう。以前は、廊下の手摺りに掴まって、どうにか歩いていたが、そのうち、きついとか痛いと言うようになったので、リハビリをやめてしまった。
今は、トイレに行く時は、介護婦同伴。常時おしめをしている。トイレ位、自分で行きたいと思わないのだろうか。と思うのは、こっちの考えだけなのか。チーコには、チーコなりの気持があるのだろうか。思えば、脳梗塞で倒れ、左半身不随で入院した病院でのリハビリにも熱心ではなかった。あれからもう5年になる。
12月3日〔日)晴、17度。昼から、庭のジャスミンを剪定。その後、南京はぜと銀杏の伸びた頂枝を切り、畑の萱を刈り、除草剤をかけて4時に終える。
12月4日(月)朝7時半、長男の嫁から電話。9時過ぎ、長男に電話。
12月6日(水)昼11時長男に電話。