チーコと私の病床日誌(78)

11月24日(木)晴だが北風が強い。グッデイで蛍光灯を買ってから、3時からホームへ。昨日、大和町で買ったおはぎは、妻が好きなもの。家で温めたものを、箸で小さく切って食べさせる。妻は私を待っていたようで、来ないとどうしようかと思っていたと言う。行ってよかった。帰りに、散髪代を介護婦に渡す。
11月25日(金)晴、後雨。このところ、気温が上下するので、その調節のため、夜の布団、昼の着衣にも気を使わねばならない。午前中、表竹生垣の残った分を整理する。
11月27日(日)雨、いつも計る朝の血圧が異常に低い。9時から11時まで3回計ったが、下は普通だが、上は116.107,112。気分が悪いわけではないが、前立腺の薬だけにして、血圧の薬は飲まないでおく。
11月29日(火)晴、朝10時半、I君に電話して近況を聞く。奥さんをリハビリのため、養護施設に入れ、なんとか一人で大過なく暮らしている様子。
12月1日(木)午後1時半から、ホームへ。妻の笑顔を見るとほっとするが、話をしていて、父母や弟が、未だ生きているように思っていたり、写真帳の子供たちを弟だと言ったり、時間が止まったままか、逆戻りしているのか、やはり「認知症」かと悲しくなる。
12月2日(金)晴、11時過ぎから、隣家との境で大きくなった桑の木を切る。

柿の木