チーコと私の病床日誌(33)

1月14日(木)曇後晴、朝、昼の食事はそこそこに。昼から、ゆるゆるの着替えと、椿、次男が送ってきたお守りを持ってホームへ。妻は至って元気。紅葉饅頭2個とキャラメルを食べる。妻の元気な顔を見ると、こっちも嬉しくなるが、「いつも歩いてるよ」とか、「一人でトイレに行ってるよ」などの空想はどこからくるのか。帰ったらIさんTさんとお茶をするとも言う。自分の独身時代の写真を見せると、友人の名もいくらか覚えているが、場所などはあまり覚えていない。いつかのように、自分の今の状態を客観的に認識できれば、リハビリもしようという気になるだろうに。
1月18日(月)、北風強く。晴れたり曇ったりで、洗濯物を出したり入れたり。最近よく、家の郵便受けに、振袖売出しの案内状が来る。宛名は、全く知らない名前で、全く心当たりがない。何度か配達員に返したが、らちが明かないので、本局で、返送してもらった。それでも、まだ送ってくるので、こんどは、直接、店に電話して、名前と住所を消してもらった。そのときの説明では、店は、業者から買った名簿を元に出しているという話だ。迷惑なことだ。
真冬の寒気のほうは、当分まだ続きそうだ。夜のテレビは、内容の有るものがないので、ニュースか特集のようなものを見て、なるべく遅くまで起きているようにしているが、なかなか寝付けない上、夜中に3〜4度トイレにいくので、気が重い。