チーコと私の病床日誌(34)

1月21日(木)午後1時ホームへ、記帳の間、妻は玄関先で待っている。部屋で、紅葉饅頭2個とチャイナマーブル。広間から、男の認知症患者がおおい、おおいと怒鳴る声がする。最近入居したらしい。ここでの生活はどうなのか、日記を書かせようとするが、書くようなことはあまりないと言うので、私が書いた過去の日記の一部分を読んで聞かせる。家での父母との同居生活や父の介護の部分では、目を瞠り、そんなことがあったのと驚いて、すっかり忘れている様子。家に帰りたいだろ。リハビリをしなきゃ、と言うと、歩いてるよ、トイレも一人で行ってるよと言う。介護婦の話では、体操はすごく熱心にしているとのこと。少し安心する。
1月24日(日)朝から積雪で吹雪。気温も氷点下で、湯沸かし器が全く作動しない。器の中の水が凍っているのだろう。コンロのガスで湯を沸かしてポットに入れ、エアコンは点けたまま、終日、雪景色を観ながら、フリーセルをし、昨夜の風呂を再度沸かして入り、電子レンジで冷や飯を温めて夕食を摂る。
1月25日(月)雪はまだ降っている。ただ、ふわりとした雪で、昨日のような粉雪ではない。昨朝は氷点下4度。今朝は氷点下7度。風呂場、洗面所の水は出るが、台所の水道は凍って出ない。 10時ごろ、次男が心配して電話してきた。その後、薄日が射して、気温が上がったのだろう。台所の水道は11時15分に出るようになった。湯沸かし器のほうも午後1時に回復した。明日はマイナス1度の予報だから大丈夫だろう。夕方、通り道の雪かきをする。