2013-04-20 詩(便り) この速い流れに 釣糸を投げていた 幼い君らと ここで過ごした夏が まだ昨日のことのように思えるのに あれから別の大人になり それぞれの方向に歩んでいった 僕たちの あの頃の笑顔も あれこれの話も ふたたび話題になることもなく いつか 忘れられてしまうだろうが ふるさとの川は いつまでもここにあって 昔のままに 虹色のしぶきをあげて はしゃいでいる