チーコと私の病床日誌(127)

10月28日、晴、昼から4時半まで、北畑のススキと雑木を整理剪定。
10月30日、晴だが風が寒い。午後2時から5時まで、県文学賞の随筆を読む。夜7時から、タクシーを呼び、JINで飲酒。
11月3日、晴、22度、バルーン日和。10時から1時間半ほど、庭の南京はぜを切り倒し、整理。
11月4日、晴、朝からバルーン関係でヘリが飛んでいる。韓国では、戦時中の「徴用工」に対する賠償判決が出た。何でも他人のせいにしたがる乞食根性から、抜け出し、自立しない限り、この民族の未来は見えない。
11月5日、晴、昨夜から腸の具合が悪く、しばらく寝た後、粥を食べ、県文学賞の小説を読む。出だしから、会話ばかりの、現実の世界。風景描写もない。どうして近頃の小説には、阿部公房の「砂の女」のような虚構も幻想もないのだろうか。現実に起こったことを、そのまま書くのであれば、それは日記と変わらない。小説というからには、少なくとも読んで面白いことが条件になると思うのだがー。
11月6日、晴、朝、コッペパン半分とコーヒー。その後、文学賞の作品を読んでみるが、どうも胃腸の調子が悪いので、ずっと以前に処方されたラックピーとか云う薬を飲んでみる。
11月7日、晴、午前中、籐椅子で、文学賞の作品を読む。午後1時から庭の作業をするが、疲れて2時半まででやめる。